さて、ひとこと。
兵庫県会議員の出張費用の問題が話題になっています。
県会議員であれば、各地域への視察など頻繁に出張されているイメージです。
私たち弁護士、法律事務所にも出張はあります。
1時間ほどかけて少し離れた裁判所へ行くものも含めれば、週に1回以上は出張にでています。
なぜ、各地の裁判所まで行く必要があるのでしょうか?
裁判には、「管轄」が存在します。
事件の種類や当事者によって、その裁判を扱う管轄裁判所が異なっています。
不動産訴訟ならその不動産が存在する地域の裁判所、交通事故訴訟なら事故地を管轄する裁判所、といった具合です。(実際はもっと複雑で込み入っています)
ときとして、本格的な審理が始まる前に、「この裁判を、どの裁判所で審理するのか!?」という争点で争うこともあります。
ちなみに、滋賀県の場合、民事事件の第一審を管轄する地方裁判所はつぎのように決められています。
高島市
大津市
草津市
甲賀市
湖南市
守山市
栗東市
野洲市
湖南市は、大津地方裁判所(大津市所在)
近江八幡市
東近江市
蒲生郡
愛知郡
犬上郡
彦根市は、大津地方裁判所彦根支部(彦根市所在)
米原市
長浜市は、大津地方裁判所長浜支部(長浜市所在)
冒頭の出張の話に戻って、個人的な出張あるあるを。
新幹線に乗る前、普段読まない雑誌を思わず買ってしまいます。
どうしてなのでしょう。こどもみたいな話です。